先回案内させていただいた通り「達者で長生き」の秘訣「補腎法」の続きです。
Part1でも書きましたが、寒くなってくると体を動かす事もおっくうになります。
すると当然ですが、体の中を巡る血液・体液・リンパ液・ホルモン等の動きも鈍くなりがちです。
人の体はデリケートに出来ていて、夏の環境から秋の環境、そしてグッと冷え込む冬の環境に順応しようと準備している時に失調を起こしやすいんです。
季節の変わり目は注意しましょう、というのはこういう事ですね。
本来「補腎」を考える時、運動は切っても切りはなせません。
運動の仕方についても触れておきたいのですが、これはPart3 に。
それよりも、とっても簡単で体が疲れる事もなく、しかし体内を巡っている物の動きが良くなる、流れが良くなるマッサージ法をお伝えします。とにかく簡単!
今、私も一日2回~3回実行しているのですが「イイ感じ」です!!
毎日、暇を見つけては刺激していただいたら良いのでお試し下さい。
簡単!爪もみ健康法
爪もみ健康法のやり方は簡単です。
手足の爪の角から2~5ミリ下を、片方の手の親指と人差し指でつまんで、少し痛いくらいの強さでもめばいいのです。
厳密な位置にこだわらなくても刺激は十分に伝わります。
だいたい指一本について20~30秒が目安です。
指をもむと強い痛みを感じる方は、力を弱めて時間をかけてゆっくりもむほうが良いと思います。
爪もみ健康法は、爪の付け根にある自律神経を調整できるツボ(ここは井穴といって、東洋医学でも非常に大事なツボとされています)を刺激することで、交感神経、副交感神経のいずれかが過度の緊張状態にある時、それを緩めてバランスをとるためのものです。
爪をもんでいただいて強い痛みを感じる場合は、体のどこかが病んでいる可能性があります。
爪もみを続けるうちに自然と症状が改善され、指の痛みがなくなるケースも少なくありません。
手の指だけでも良いのですが時間に余裕がある時は、ぜひ足の指も刺激してみて下さいね!
今回紹介させていただいた爪もみ健康法は「補腎法」というよりは免疫バランス調整法になるのですが、とにかく巡りが良くなります!
誰にでも簡単に出来て毎日続けていただくと、これだけで長年つらかった腰痛が治ったり、鼻づまりが治ったり、ひどかった咳が出なくなった!という事が起こります。
病気を持たない人でも続けるうちに、いつのまにか心身がリラックスし、疲れがとれる事を実感しますよ。
もちろん爪もみだけですべての病気が予防・治療できるわけではありませんが、自分の体を自分で守り自然治癒力を高めるには、誰でもいつでも簡単に出来る健康法です。
キュッ、キュッ、キュッともんでもんで!
体がポカポカ気持ちいいですよ!