「補腎という考え」を3回に分けてお伝えしようと思います。
きっかけは、「最近眠りが浅くて困る」「ひざの痛みが取れない」「足、腰の弱りを何とかしたい」「少し冷えてきたら途端に風邪をひいた」というご相談がたて続けにあったからです。
お話しを伺うと多くの方が食べることは好きだし食欲もある。
ただ・・・食べていただいているものがあまりにも偏り過ぎなんです。
食材を見直し、よく噛んで、30回噛んで食べるところからお話ししました。
補腎がしっかり出来ると、体を巡るホルモンバランスがものすご~く良くなります。
だから寒さも気にならない! いや、寒いなあって感じるとは思いますが、寒さが体調を崩すまでのストレスにならない。
風邪もひきにくくなる!ということです。
第2回、第3回も続けて読んでくださいね。
それと・・・最近わくわくすることありますか?!
楽しみだ! 待ち遠しい! 出会えてうれしい!
こういった気持ちって「補腎」なんです。
良くなるんです、体内の気の巡り、血液、体液の巡り、ホルモンの巡りが!
みなさん、わくわくしましょ~ね(笑)
~補腎という考え Part1~
突然ですが、上の図を見てください。
この図は人の体内、五臓(肝・心・脾・肺・腎)の働きを、大きく育つ木に例えたものです。
人の体を木に例えれば「脾」(胃・腸の働きと考えてください)は、「根」「根っこ」です。
食べた物を栄養として消化吸収するところです。
では「腎」は?、というと「根元」にあたります。
漢方でいう「腎」は腎臓のことだけをいうのではなく「精を蔵(ぞう)す」(蓄える)と考えます。
「精」とは生命エネルギーや生命活動を維持する大切な力、働きを意味します。
「腎」の「精」が蓄えられ、その働きによって子供から大人へと成長し、少なくなるにつれ体力が落ちてくる・・・老化が進む・・・(ちょっと淋しい(-_-;))
眠りが浅い、目がかすむ、精力が衰えた、ストレスに弱くなった、やる気が出ない、すぐ諦めてしまう、食べてる量は変わらないのに肥ってきた・・・。
そして寒くなると外に出るのもおっくう!というのも「腎精」が少なくなってきた合図かもしれません。
木の絵でいうと、根が弱り「根元」が傾き始めているかも?!
みなさん!
不足する「腎精」を補い、もう一度「腎精」を充実させましょう。
これが「達者で長生き」の秘訣。補腎のすすめです。
今回から3回シリーズで「腎精」を補う方法「補腎法」をお伝えしようと思います。
テレビのコマーシャルじゃないけど、人生まだまだこれからだ!といきましょう。
足腰も補腎をしっかりすることで、ホント変わりますから。
参考にしてくださいね。