皆さんは寒い時と暑い時、どちらが得意ですか?
「暑い時に比べたら寒さなんてどうってことないよ。何枚か着たら良いだけじゃん。」
「何言ってるの! 寒いのだけは絶対ダメ!! 暑い方がまだマシです。」
男女問わず色々ご意見ございましょうが…(笑)
今回のお話は2回に分けてお伝えします。まずは前編ということで。
あくまでも基本的にですが、冬が強い方・寒いのが強い人はエネルギーを創る力がしっかり備わっている方です。
エネルギーを創る力は熱を創る力とイコールですから、寒さに強い人は体温も36.5度以上の方がほとんど。
時々熱を創る力が有り過ぎてご自身の体に負担をかけている方もいらっしゃいますが(笑)。
寒い時でも元気に過ごしていただけるだけの力が備わっている方は、それはそれで素晴らしいことです。
残念なことに、現代人は冬が苦手という方が圧倒的に多くなっています。どうしてそうなってしまったんでしょうか?
一番の原因は食事です。
私たちは知らず知らずのうちにお腹を冷やすものが大好きにさせられてしまいました。
アイスクリーム、炭酸飲料、コーヒー、ジュース、ケーキ、チョコレート、スナック菓子etc。あげていけばキリがありません。豊かになってすぐ手が届くところに甘い物が存在する。この甘い物の摂り過ぎがお腹を冷やし、持続的に熱を創る力を奪ってしまっているのです。
甘い物はすぐにエネルギーに変わります。一瞬にしてエネルギーとなってくれる為、今、力を出したいという時には効果的です。
マラソン選手が走っている途中で素早く液状の物を補給しますよね。各選手のスペシャルドリンクなのですが、ほとんどはブドウ糖です。体を動かしている時エネルギーを切らさないよう、すぐにエネルギーに変わってくれる糖を補うのです。
頭を使い過ぎて疲れたという時も糖分は効果的です。長い会議で行き詰ってきた、受験勉強中でイッパイイッパイ、というような時に一欠けらのチョコレートが頭をスッキリさせる…なんて経験ないですか?
脳を働かせた時も糖分の補充は必要なんです。
ところが多くの方は惰性で甘い物を食べておられます。
3時になった、おやつを食べなければ…!
素晴らしい使命感を持って毎日ケーキを食べている方もおられます(笑)。
脳や体を使っている時の栄養補給として糖分は必要なんですが、たいして動いているわけでもなく、脳を使っているわけでもなく、それでも毎日毎日、甘い物を日に何度か食べていったら…どうなると思います?
使う必要のない糖分は油に変わるのです。
油に換えられて皮下脂肪、内臓脂肪として蓄えられます。
これはどういうことかというと、永い人類の歴史の中で現代のように食物が豊かな時はそうそうなく、明日から食べる物が無くとも何日か持ちこたえることが出来るようにとDNAの中に組み込まれているからです。
時々「私はお肉嫌いだし、お酒も飲まないのに中性脂肪が高い」という方がおられますが、原因は甘い物の摂り過ぎです。
では、どうして甘い物の摂り過ぎが体に脂肪を蓄え、冷えを作る原因となるのか・・・
続きは後編に。
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