さてさて先回の続きです。
どうして甘いものの摂り過ぎが、体に脂肪を備え、冷えを作る原因となるのか?というお話です。
先回も書きましたとおり、糖分はその日に使い切ることができなかった場合、油に換えられて体に蓄積します。
「脂肪肝」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これは読んで字のごとく、肝臓が油まみれになっていることを指します。
病院で先生にエコー診断をしてもらうと肝臓が白く写ります。これが「脂肪肝」です。典型的な内臓脂肪の代表選手なわけですが、脂肪は肝臓だけに付くわけではありません。胃にもすい臓にも付くんです。
そして皮下脂肪。これも文字通り皮膚の下に油が積もっていることを言うわけですが、内臓脂肪にしても皮下脂肪にしても、ある日突然蓄積されるのでしょうか? 違いますよね。年月をかけ、少しずつ少しずつ…。
と、すると、その行程の中で血管の中はどうなっているでしょう?
血管の中にも少しずつ少しずつ、油が増えていくのです。
血管の中に赤血球・白血球・血漿・リンパ液などが存在します。これらは60兆個あると言われている細胞を元気に働かせるために絶えず体の中を巡っています。
血管は、太い血管から細い血管、細胞の近くになると本当に細い細い、赤ちゃんの産毛よりも細い血管が伸びています。
もし血管の中に油がだんだん増えて、血液の粘度が上がっていったら、この細い血管まで必要な栄養が届いていくでしょうか?
欲しいところに欲しいものが届かない。心臓から遠いところ、足の先や手の先に酸素と栄養が届きにくくなると…冷えが出ます。
この冷えを解消するために適度な運動が必要で、筋力を衰えさせないということも大切なんですが、同時に油と糖を処理することも必要です。
結論!
まず癖になっている、(ある方によってはものすご~い使命感をもって食べている)「おやつ」を控えましょう(笑)。
特に袋のもの。「ポテトチップス」や「かりんとう」「ドーナツ」など、揚げてあるお菓子は遠ざけてください。
炭酸飲料や缶コーヒー・缶ジュースも避けましょう。
時々食べるのなら、和菓子とお茶。ケーキも甘い糖分プラス油ですから控えた方が良いですよ。
そして食事の中で新鮮な野菜をしっかり摂りましょう。
現代は化学肥料が多く使われて50年前の野菜と比べたら野菜そのものの栄養価がかなり落ちていると言われています。それでもやっぱり野菜を摂りましょう。
そして魚です。筋力をつける大切なタンパク質としてお肉も大切ですが、タンパク質プラス油! 魚の油が大切なんです。
魚がもっている油が体内の汚れた油を処理してくれます。
週に3回は魚を食べる! ぜひ実行してみてください。
特に植物油を使って炒め物が食卓に並ぶ頻度が高かった方。
生でも焼きでも煮てもOKです。魚を食卓に用意してくださいね。
どうしても魚が苦手という方は…。テジョンお勧めの「シーアルパ」と「サメミロン」というサプリメントを。随分多くの方に喜んでいただいております。
(わたしも毎日愛飲してますよ!)