世の中には物好きな方もおられまして、「九州で自然薬、漢方薬の話をしてほしい」との依頼がありまして・・・。
懸命にお断りしたのですが、「まぁいいから来い」と。
90分間お話しする事になったのです。
講演といいましても、内容は普段皆さんとお話ししている事ばかりです。
今回は、私たちの体の中で「巡っている物」の話をさせていただきました。
下の図を見て下さい。
① これは東洋医学、漢方を扱う者の考え方なんですが、私たちの体の中で巡っている物は「血液」「体液」。そしてもう一つ忘れてならないのは「気」が巡っているんです。
② この「気」の働きが停滞していますと「血液」や「体液」もしっかり巡らなくなります。
図に書きましたように「元気」で「陽気」な方は体調が良いと思います。
③ という事は、「気」の働きが「血液」「体液」を巡らせる。
「血液」「体液」は体調を維持する「力」の基になる物。
「気」は「血液」「体液」を巡らせる働きと理解して下さい。
④ ただ現代人は「気」を使いすぎ!
忙しさにかまけてコンビニ弁当やカップラーメン、好きな物ばかり食べていたり、睡眠時間を削ってまで仕事をしたり、遊んだり。
「血液」「体液」→「肉体」のメンテナンスをおろそかにしているので、「気」→「心」がいっぱいいっぱいになってしまう方が多いのです。
⑤ そんな状態が続きますと「気」が下がり、体のバランスが悪くなり、体が重たく感じたり、眠れない日が続いたり、食欲が無くなり、寝汗をかくような症状が出てくる事がよくあります。
⑥ 「気」と「血液」「体液」のバランスを正しく保たせるように、日ごろから食事、睡眠、運動の仕方・あり方を考えていきたいですね。
とまあ、こんな話です。
色んな状態に併せて、どのような漢方薬を使ったら良いか、どんな自然薬のサポートが必要かを話させていただきました。
漢方薬、自然薬のサポートを必要とする方というのは沢山いらっしゃいますが、一番大切な事は、食事・睡眠・運動の仕方・あり方です。
「この漢方薬を飲んでいるからメチャ食い、メチャ飲みしても大丈夫~」じゃないんですよ!
まぁ、たまにガォガォ飲んじゃうのは仕方ないとしても、若い方年配の方、いずれも内蔵の負担は出来るだけ減らしましょうね。
で・・・九州ではガォガォ呑んできたのですが・・・トホホー(‘◇’)ゞ
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